会議室の大型モニターを入れ替える際、
「普通の大型モニターで十分なのか」
「電子黒板にした方がいいのか」
「Windows搭載とAndroid搭載は何が違うのか」
「OSレスという選択肢もあるのか」
と迷う企業は少なくありません。
2026年現在、デジタルホワイトボードは単に
「画面に書き込める大型モニター」
ではなくなっています。
OSを搭載しないタッチディスプレイ、Android搭載電子黒板、Windows搭載電子黒板、
さらにカメラ・マイク・スピーカーまで一体化したWEB会議専用端末まで、
さまざまな製品が登場しています。
重要なのは、最も高機能な製品を選ぶことではありません。
自社のPC環境、セキュリティポリシー、WEB会議の方法、会議室人数に合った製品を選ぶことです。
そこで本記事では、2026年8月時点で法人の会議室・ミーティングスペースで
比較候補となるデジタルホワイトボード12機種を、
価格・OS・サイズ・WEB会議・使い方から比較します。
- ANSHI TOUCH AURA
- RICOH Interactive Whiteboard
- SHARP BIG PAD
- MAXHUB XBoard
- BenQ Board
- ViewSonic ViewBoard
- LG CreateBoard
- Microsoft Surface Hub
- Yealink MeetingBoard
- Cisco Board Pro
- ミライタッチBiz
- ELMO Board
まず結論|デジタルホワイトボードは4タイプから選ぶ
12製品の細かいスペックを見る前に、
まず「どのOS・システムを使うのか」で分類すると選びやすくなります。
1.OSレス型
ディスプレイ本体にWindowsやAndroidなどの業務用OSを持たせず、
普段利用しているWindows PCやMacBookを接続して使うタイプです。
代表的な製品が
ANSHI TOUCH AURA
です。
社員がすでにノートPCを持っている企業では、
会議室にもう1台のWindows PCやAndroid端末を増やさなくて済むことがメリットです。
2.Android型
2026年現在、多くの電子黒板メーカーが採用しているタイプです。
電源を入れるだけでホワイトボード、ブラウザ、画面共有などが利用できます。
RICOH、SHARP、BenQ、ViewSonic、LGなどが代表的です。
Google EDLA認証に対応した製品も増えています。
3.Windows型
会議室側にWindowsを搭載するタイプです。
Microsoft 365、Teams、Zoom、CAD、自社アプリなど
Windows PCと同じような環境を構築しやすいのがメリットです。
一方で、会議室にWindows端末が増えるため、
Windows Update、アカウント、セキュリティ、端末管理についても検討が必要になります。
4.WEB会議一体型
ディスプレイだけではなく、カメラ、マイク、スピーカー、Teams、Zoom、Webexなどを
一体化した会議室専用デバイスです。
Surface Hub、Yealink MeetingBoard、Cisco Board Pro、MAXHUB XBoardなどが代表的です。

法人向けデジタルホワイトボード12機種比較表
まずは代表的な65インチ前後のモデルを中心に比較します。
価格非公開の製品については「オープン価格」「要見積」としています。
| 製品 | サイズ | OS・構成 | 特徴 | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| ANSHI TOUCH AURA | 65・86型 | OSレス/Windows追加可 | 普段のPCを活用 | 65型 498,000円〜税別 |
| RICOH A6510 | 65型 | Android | 国内保守・法人運用 | オープン価格 |
| SHARP BIG PAD PN-LB653 | 65型 | Android・EDLA | 法人・セキュリティ | オープン価格 |
| MAXHUB XBoard V7 V6550 | 65型 | Windows系 | WEB会議一体型 | 要見積 |
| BenQ Board RP6505 | 65型 | Android 15・EDLA | Google連携 | 620,000円税込目安 |
| ViewSonic IFP6551 | 65型 | Android 14・EDLA | 50点タッチ | 要見積 |
| LG CreateBoard 65TR3DQ-B | 65型 | Android・EDLA | Google連携 | オープン価格 |
| Microsoft Surface Hub 3 | 50・85型 | Windows/Teams Rooms | Teams統合 | 要見積 |
| Yealink MeetingBoard Pro | 65・75・86型 | Teams/Zoom | 会議システム一体型 | 要見積 |
| Cisco Board Pro G3 | 55・75型 | RoomOS | 高性能WEB会議 | 要見積 |
| ミライタッチBiz | 複数サイズ | Windows/ChromeOS等 | 国内法人向け | 要見積 |
| ELMO Board EL65R5-E | 65型 | Android系 | 教育・研修 | オープン価格 |
※価格・仕様は2026年8月時点の公開情報をもとにしています。販売価格、設置費、保守費、ライセンス等は変更される場合があります。最新情報は各メーカーへご確認ください。
1.ANSHI TOUCH AURA|いつものPCを大型タッチディスプレイへ

ANSHI TOUCH AURAは、一般的なAndroid型電子黒板とは少し考え方が異なります。
基本モデルでは、普段使用しているWindows PCやMacBookを接続して利用する
OSレス型のタッチ対応ミーティングディスプレイです。
つまり、
「大型Android端末を会議室に追加する」のではなく、
「いつものPCを大型タッチディスプレイ化する」という考え方です。
そこに、2台までPCモジュールを追加することができる拡張性があります。
この仕様は、セキュリティーの厳しい日本企業に合わせた構造になっております。
世界でデジタルホワイトボードだけを展開してきたからこそ、顧客ニーズに合わせた構造になっている。
ANSHI TOUCH AURAの特徴
- 65インチ・86インチ
- 4Kディスプレイ
- タッチ操作対応
- USB-C接続
- Windows PC対応
- MacBook対応(輝度の調整可)
- OSレス運用
- 用途に応じてWindows環境を追加可能
価格
65インチ:498,000円〜(税別)
86インチ:998,000円〜(税別)
* オプションでOSモジュール(2台まで)、専用スタンドを追加できます。
こんな企業に向いています
- 社員がすでにWindows PCやMacBookを持っている
- 会議室に別のOS端末を増やしたくない
- セキュリティーが厳しく、情報システム部門の管理端末を増やしたくない
- CADや自社システムを利用したい
- USB-Cを中心にシンプルに接続したい
- 大型モニターから一段階アップグレードしたい
2.RICOH Interactive Whiteboard A6510|国内サポートを重視

RICOH Interactive Whiteboard A6510は65インチ・4KのAndroid搭載電子黒板です。
最大40点マルチタッチ、USB Type-C、Wi-Fi、Bluetoothなどに対応しています。
また標準モデルだけでなく、安心5年モデルが用意されているため、
全国拠点や大企業など導入後の保守を重視する会社では有力候補になります。
向いている企業
- 国内メーカーを重視
- 全国の事業所へ展開したい
- 保守体制を重視
- 法人設備として正式導入したい
3.SHARP BIG PAD PN-LB653|セキュリティと法人運用

SHARP BIG PADは、日本企業で長く利用されている電子黒板シリーズです。
2026年にはPN-LB863・PN-LB753・PN-LB653が展開されています。
65インチのPN-LB653ではGoogle EDLA、ワイヤレス画面共有、
無線LAN、Bluetoothなどに対応しています。
向いている企業
- 国内メーカーが選定条件
- 情報セキュリティを重視
- 学校・公共施設
- 複数拠点で標準化したい
4.MAXHUB XBoard V7|WEB会議を1台にまとめたい企業

MAXHUB XBoardは、単なる電子黒板というより、
WEB会議設備を統合したミーティングボードとして考えると分かりやすい中国メーカーの最新製品です。
V7シリーズには55・65・75・86インチがあり、
会議室サイズに合わせて選択できます。
カメラ、マイク、スピーカー、ホワイトボード、画面共有などを
1台にまとめたい企業に向いています。
向いている企業
- Teams・ZoomなどのWEB会議が多い
- カメラやマイクを個別に設置したくない
- 会議室設備を標準化したい
- 中~大会議室へ導入したい
5.BenQ Board RP6505|Android 15とGoogle EDLA

BenQ Board RP6505は2026年販売開始の65インチ電子黒板です。
Android 15を搭載し、Google EDLA認証を取得しています。
Google MeetやGoogle PlayなどGoogle環境との親和性が高く、
Google Workspaceを利用している企業や学校では比較しやすい製品です。
価格目安
65インチ RP6505 本体:620,000円(税込)
スタンド・配送組立込みセット:740,000円(税込)
向いている企業
- Google Workspaceを利用している
- Android型電子黒板が欲しい
- 教育・研修にも利用する
- 価格が明確な商品を比較したい
6.ViewSonic ViewBoard IFP6551|50点マルチタッチ

ViewSonic IFP6551は、65インチ4K、Android 14、
Google EDLA認証のインタラクティブディスプレイです。
最大50点マルチタッチ、8マイクアレイ、70Wスピーカーシステムなど、
複数人での共同作業や教育用途を意識した構成になっています。
向いている企業
- Google Workspaceを利用
- 複数人で画面へ書き込みたい
- 教育・研修に利用
- 音響性能も重視
7.LG CreateBoard 65TR3DQ-B|Googleサービスとの連携

LG CreateBoard 65TR3DQ-Bは、65インチ4Kのインタラクティブデジタルホワイトボードです。
Google EDLAに対応し、Android環境を活用できます。
複数人で利用するインタラクティブディスプレイとして、
会議・研修・教育など幅広い用途に利用できます。
向いている企業
- Android型を探している
- Googleサービスを利用する
- 複数人で共同作業したい
- LGディスプレイを既に利用している
8.Microsoft Surface Hub 3|Teams中心なら有力

Microsoft Surface Hub 3は50インチと85インチを展開する、
Microsoft純正のコラボレーションデバイスです。
Microsoft Teams Rooms、Microsoft Whiteboardなどと高い親和性を持ち、
Microsoft 365を中心に業務を行う企業では非常に合理的です。
向いている企業
- Microsoft 365中心
- Teamsを標準利用
- 役員会議室
- Teams Roomsを全社展開している
9.Yealink MeetingBoard Pro|Teams・Zoom会議室を一体化

Yealink MeetingBoard Proは65・75・86インチを展開する
オールインワン型ミーティングデバイスです。
カメラ、マイク、スピーカー、4Kタッチディスプレイ、
ホワイトボード、WEB会議機能を一体化しています。
向いている企業
- Teams・Zoom会議が多い
- 会議室専用機を設置したい
- カメラ・マイクを統合したい
- 会議室設備をシンプルにしたい
10.Cisco Board Pro G3|高品質なハイブリッド会議

Cisco Board Pro G3は、Webexを中心に高度なハイブリッド会議環境を構築するための製品です。
通常の電子黒板というより、
高性能なWEB会議システムにタッチディスプレイを統合した製品
と考えた方が分かりやすいでしょう。
向いている企業
- 海外拠点との会議が多い
- Webexを利用
- 大企業
- 高品質な映像・音声が必要
11.ミライタッチBiz|Windows・ChromeOSから選択

ミライタッチBizは、日本国内向けに展開されるデジタルホワイトボードです。
Microsoft 365ならWindows、Google WorkspaceならChromeOSなど、
企業環境に合わせてOS構成を検討できることが特徴です。
あくまでandroidベースの上に動くデジタルホワイトボードになります。
向いている企業
- 国内サポートを重視
- Windowsを利用したい
- Google Workspace環境
- OSを含めて一式で導入したい
12.ELMO Board EL65R5-E|教育・研修用途

ELMO Board EL65R5-Eは、65インチ4Kの教育向け一体型電子黒板です。
500cd/㎡の高輝度ディスプレイなど、
学校・研修施設で説明する用途を意識した製品になっています。
向いている企業・施設
- 学校
- 塾
- 研修施設
- 社内研修
- 多人数への説明が多い企業
デジタルホワイトボードは本体価格だけで比較しない
電子黒板・デジタルホワイトボードを比較する場合、
本体価格だけで判断すると実際のコストを見誤る場合があります。
実際には、次の費用まで確認する必要があります。
- 本体
- スタンド・壁掛け金具
- 配送
- 設置
- Windows PC・OPS
- WEBカメラ
- マイク
- 年間ライセンス
- 保守
5年間の総額で比較する
例えば、本体価格50万円・追加費用5万円・年間利用料0円なら、
5年間の総額は55万円です。
一方、本体70万円・追加設備20万円・年間利用料5万円なら、
5年間では115万円になります。
本体価格の差は20万円でも、5年間の総保有コストでは60万円の差になります。
そのため法人では、
購入価格ではなく5年間のTCO(Total Cost of Ownership/総保有コスト)
で比較することをおすすめします。
Android・Windows・OSレス、結局どれがおすすめ?
セキュリティーと、やりたいことが本当にできるかがポイントです。
意外とandroidベースだとやりたいことができないことがあり、セキュリティーも不安がある。
Android型がおすすめの企業
- 電源を入れてすぐに使いたい
- PCなしでもホワイトボードを利用したい
- Google Workspace中心
- 教育・研修利用が多い
候補:RICOH、SHARP、BenQ、ViewSonic、LG、ELMO
Windows型がおすすめの企業
- Windowsアプリを使用
- Microsoft 365・Teams中心
- 会議室専用PCとして使いたい
- 業務アプリを利用したい
候補:MAXHUB、Surface Hub、ミライタッチなど
OSレス型がおすすめの企業
- 社員が各自ノートPCを持っている
- WindowsとMacBookが混在している
- 会議室側のOSを管理したくない
- 会社管理PCをそのまま利用したい
- 大型モニターの延長で導入したい

WEB会議一体型がおすすめの企業
- 毎日WEB会議をする
- Teams RoomsやWebexを導入
- カメラ・マイクを個別設置したくない
- 会議室を標準化したい
候補:ANSHI AURA、MAXHUB、Yealink、Surface Hub、Cisco
65インチと86インチ、どちらを選ぶ?
画面サイズは、会議室の人数だけでなく
一番遠い席からExcel・PowerPointなどの文字が読めるか
で考えることが重要です。
| 利用人数目安 | 推奨サイズ |
|---|---|
| 4〜8人程度 | 55〜65インチ |
| 6〜12人程度 | 65〜75インチ |
| 10人以上 | 75〜86インチ |
法人利用ではセキュリティも比較する
2026年の法人導入で特に重要なのがセキュリティです。
AndroidやWindowsを搭載した電子黒板では、
- Google・Microsoftアカウント
- アプリ
- Wi-Fi
- Bluetooth
- 本体ストレージ
- OSアップデート
などを管理する必要があります。
つまり電子黒板も、
ネットワークへ接続するIT端末の一つ
として考える必要があります。
一方、OSレス型では、会社が既に管理しているWindows PCやMacBookを中心に利用できます。
ただし、OSレスだから自動的に安全ということではありません。
セキュリティ管理の中心を「会議室端末」ではなく「接続PC側」に置く
という考え方です。
デジタルホワイトボード購入前に確認したい10項目
- Windows・Macのどちらを利用するか
- 本体だけで使用する必要があるか
- USB-C一本で接続できるか
- 接続PCをタッチ操作できるか
- Zoom・Teams・Google Meetのどれを利用するか
- カメラ・マイクは必要か
- OSアップデートを誰が管理するか
- スタンド・設置費を含めた総額はいくらか
- 年間ライセンス費はあるか
- 3〜5年間の保守体制はどうなっているか
この10項目を整理してから比較することで、
「高機能な電子黒板を購入したものの、ほとんどの機能を使わない」
という失敗を減らすことができます。
結論|最高スペックではなく「自社の会議に合う1台」を選ぶ
2026年現在、デジタルホワイトボードは大きく進化しています。
しかし、高機能になったからこそ選び方も難しくなっています。
社員全員がノートPCを持っている企業なら、
会議室側にもう一つOSを増やさないOSレス型が合理的な場合があります。
反対に、PCを持ち込まず会議室だけでWEB会議を開始したいなら、
MAXHUB・Surface Hub・Yealink・Ciscoなどの
WEB会議一体型が適しています。
Google Workspaceや教育用途なら、
BenQ・ViewSonic・LGなどのAndroid・Google EDLA型も有力です。
大切なのは、
「どの商品が一番高性能か」ではなく、
「自社では実際にどう使うのか」から逆算することです。

ANSHI TOUCH AURAを実際に比較してみませんか?
ANSHI TOUCH AURAは、
「普通の大型モニターでは物足りない。でも会議室に複雑な端末は増やしたくない」
という企業向けのタッチ対応ミーティングディスプレイです。
渋谷のショールームでは、普段使用しているWindows PCやMacBookを持ち込み、
実際の会議環境に近い状態で操作を確認できます。
- USB-C接続
- タッチ操作
- 資料への書き込み
- WEB会議
- 画面サイズ
- 自社PCとの相性
スペック表を見るだけでは、タッチレスポンスや画面の見え方、
実際の会議での操作感までは分かりません。
デジタルホワイトボードについてよくある質問
Q.電子黒板とデジタルホワイトボードの違いは?
明確な統一規格があるわけではなく、現在はほぼ同じカテゴリーの商品を指して使われています。
画面へ直接タッチ・書き込みができ、PC画面や資料を表示できる大型ディスプレイが中心です。
Q.法人ならWindows、Android、OSレスのどれがおすすめですか?
会社のIT環境によって異なります。
社員が会社管理のPCを持っている企業ならOSレス、
Google Workspace中心ならAndroid・EDLA、
Teams Roomsを中心に会議室を構築するならWindowsや専用会議端末が候補になります。
Q.65インチは何人くらいの会議室に向いていますか?
一般的には4〜8名程度の会議室で使いやすいサイズですが、
会議室の奥行きや表示する資料によって異なります。
PowerPointだけでなくExcelなど細かい文字を表示する場合は、
一番遠い席から文字が読めるかを確認することをおすすめします。
Q.購入前に実物を確認した方がいいですか?
おすすめします。
タッチレスポンス、文字の見え方、PCとの接続、WEB会議時の操作などは
スペック表だけでは判断しにくいためです。
ANSHI TOUCH AURAは
渋谷ショールームでデモ体験・導入相談
を受け付けています。
※本記事は2026年8月時点で各メーカーが公開している製品情報などを参考に作成しています。
価格、仕様、OS、サービス、保証内容等は予告なく変更される場合があります。
導入前には必ず各メーカーまたは販売会社へ最新情報をご確認ください。









