2019年末に突如はじまった新型感染症対策を意識した生活も、気が付けばもう2年以上が経過しました。
緊急事態宣言や休校から否応なく始まったオンライン授業は、
教育現場に様々な課題や発見をもたらしました。
オンライン授業は今や感染症対策とは関係なく新たな授業方法の一つとして認識されつつあります。
徐々に対面授業が可能になってきた今、対面授業とオンライン授業のいいところを組み合わせて
ハイブリッド授業として、より良い学びの機会を生徒に提供しようという動きが高まっています。
- ハイブリッド授業とはなにか
- ハイブリッド授業に必要な機材
- 教室の生徒、オンラインの生徒の溝をとり除くハイブリッド授業について
では、いってみましょう。
ハイブリッド授業の分類

ハイブリッド授業には大きく3種類に分類されます。
- 1.ブレンド型
オンデマンド型オンライン授業と、リアルの対面式授業を組み合わせて一つの授業にする方法です。事前に自宅などで動画や資料を見て前提知識を学習しておき、対面の場では応用やグループワークなどを行います。以前から、いわゆる「反転授業」として知られてきた方法です。
- 2.ハイフレックス型
対面で授業を行いつつ、同時にそれをオンラインで配信するスタイルです。
学習者(児童や生徒、学生)は、対面で受講するかオンラインで受講するか選ぶことができます。音楽に例えるなら、ライブに参加もできるし、自宅から生中継で視聴することもできるというイメージです。コロナ休校明け後に、主に大学でよく用いられるようになりました。メリットはやはり、学校に行けなくても同じ内容の授業が受けられること。たとえば怪我や病気で通学が難しくても、自宅や病室から授業に参加できます。また、いまだ続くコロナ問題においても、もし無症状感染や濃厚接触者認定で自宅待機になったとしても、授業を休まなくてすみます。- 3.分散型
1回の授業を対面とオンラインに分けるのが「分散型」です。
たとえば子どもたちを二つのグループに分け、一方のグループには対面授業を実施し、その間にもう一方のグループは別室で関連動画をオンライン視聴、その後(または次回の授業)でグループを入れ替えるといった進行をします。オンラインといえども万能ではありません。やはり、完全にオンラインのみで実施するには不向きだったり、難しかったりする学習もあります。たとえば実験や実習などです。しかし、この分散型であれば、講義グループと実験グループに分かれるといった授業運営も可能でしょう。
また、先行きが不透明なコロナ問題を考えると、同時に授業を受けられる人数に制限を設けたり、実習やワークでの接触を少なくしたりする必要性も出てくるかもしれません。このようなときにも、有効な手段であると言えます。
出典 E-staff https://www.e-staff.jp/reading/11907
学校に行かずに同じ内容の授業がうけられる、
それがハイフレックス型のハイブリッド授業

先ほどの3つの中で、ハイフレックス型は学校に行かなくても、同じ内容の授業が受けられるため
生徒側のメリットは非常に大きいと言えます。
ですが、教室にいる生徒とオンライン上の生徒に同じ質の学びを同時に提供しないといけないため、
3つの中で、教室側の機材やソフトの調整が一番必要だと言えるでしょう。
生徒が挙手をする、指名して答えてもらう、チャット機能、といった基本的な機能は
Google MeetやZoomなどのビデオ会議ソフトに最初から備わっています。
オンライン授業中に少人数のグループを作成してディスカッションしてもらう、ということもできます。
ハイブリッド授業に必要な機材は?
基本の機材
先生側
インターネット回線とパソコン、カメラ、マイクが必要です。
最近のノートパソコンであれば、カメラとマイクは内蔵している機種が多いです。
より高画質・高音質を求める場合は、別途Webカメラやマイクが必要です。
生徒側
先生側と同様、インターネット回線とパソコン、カメラ、マイクが必要です。
パソコンがない場合はスマホやタブレットで代用ができます。
周りに音を漏らさず音声がよく聞こえるヘッドセットを使用するとオンライン授業に集中できるでしょう。
授業内容により必要な機材
先生の板書や資料を見てもらいながら授業するといった場合は、いくつかの選択肢があるでしょう。
- 自分のPCの画面を共有して、そこに資料を映す
- 外付けのカメラを黒板と自分が見える位置にセッティングする(カメラが遠くなるため、ビデオ会議の品質によっては資料が見えづらくなることも。別途マイクが必要。)
- 外付けのカメラで手元の資料を映す
ハイブリッド授業で
オンラインの生徒と教室との生徒との交流は難しい

オンラインの生徒から先生へのフィードバックは、
各生徒のビデオ映像、チャット、挙手ボタンというものがあるものの、
対面の生徒とオンラインの生徒の交流は難しいものがあります。
デジタルホワイトボード ANSHI TOUCHなら

教育現場でも導入が進んでいるANSHI TOUCHなら、
従来のような対面授業で黒板の代わりに電子黒板として使用できるほか、
オンライン、オフライン共にアクセスが可能なため、より高次元のハイブリッド授業が展開できます。

教室では生徒は自信のPCやスマホから電子黒板にコメントを、オンライン上でも授業を見ながらPCからコメントを送信。
教室、オンラインの生徒のコメントや回答を見ながら、先生は授業をすることができます。
使い方によっては、クイズ形式で授業をすすめるなど、よりコミュニケーションに重きをおいた授業スタイルも実現できます。
*Zoom, Teams, Google Meetなど、どのビデオ会議のツールでも使用することができます。
機材はツール。
先生や、教える内容を選ばない汎用性の高いものを選ぶことをおすすめ

世界中でオンライン授業が行われるようになってから、各社のビデオ会議ソフトはものすごい勢いで高機能化しています。
特定のビデオ会議ソフトに縛られるようなツールの導入は避けたいところです。
また、先生や、教える内容を選ばない汎用性の高いものを選ぶことをおすすめします。
ANSHI TOUCHなら
オールインワン

PCユニット内蔵のメリット
仕様の度にPCと繋げる必要はありません。ANSHIでは、本体側面にPCユニットを内蔵しており、乱雑なケーブル配線もなく、安全面のリスクも軽減できます。
使い慣れた操作方法

普段のWindows操作と
同じだから迷わない
使い慣れたWindows 10画面と使い慣れたソフトを使えることによりスムーズな操作を実現できます。
独自ソフトの操作を覚える必要がなく、すぐご活用いただけます。
拡張性

無限の拡張性が広がります
業務に必要なソフトウェア・アプリがあればWindows・Androidからいつもと同じようにインストールできます。
Windows 10 PCで利用できるものであれば市販のマイク、カメラも使用できます。